§ 奇妙な愛にあふれる日常。
・10月某日の楽屋にて。
「っはー!もーダメだ!腹筋壊れる!ちょー腹いてぇ〜!!」
・突然けらけらと笑い出した健に岡田、首を傾げて。
「健くん?何、いきなり」
「あ、岡田?・・・っ、ぶ!あはははは!!」
「えっ!?何で人の顔見て更に笑ったん!?」
・思わず関西弁になってツッコミをいれた岡田に対し、健はひーひー言いながら震える手で自身のスマホを岡田に向ける。
「こ、これ・・・始めたんだけどさぁ・・・」
「これ?・・・って、あぁ、もしかして俺たちのゲーム?」
「そうそう」
・ようやく笑いを納めて健、スマホの画面をタップする。
「坂本くんルートとどっちにするか悩んだんだけどさ、俺の出番もあるらしいから岡田ルートを始めてみたわけですよ。そしたらさぁ・・・」
・あれ、なんか嫌な予感しかしない、と岡田、覚悟の真顔になる。
「お前いつからこんなクールビューティー&ミステリアス王子キャラになったんだよ!!もう俺笑いすぎてちょー腹痛いんですけど!!」
「・・・・・」
・再びけらけら笑いだした健に、ぬおおお・・・!と頭を抱えたくなった岡田である。
「再会は本屋で、しかも同じ本取るとかさ!いつの時代の少女漫画だよ!?ベタもベタすぎるでしょそれ!!」
「いや、それを俺に言われても・・・」
「なんかもうこのまま行ったら夜空を見上げて『月が綺麗ですね』とか言い出しそうな勢いじゃん!?やだ俺そんな岡田見たくない!!」
「健くん・・・」
・俺のライフはもうゼロやで・・・と岡田、非常に遠い目になるが健はお構いなしである。
「しかも名前まんま健で登録したら健さんて呼ばれるしさぁ。どこの兄貴だよ!違和感ハンパないよ!」
・それはゲームの仕様です。(笑)
「もーこれある意味面白すぎて俺超はまりそうなんですけど!あ、どうせなら岡田もやれば?自分のルート(笑)」
「絶っ対やらねーし!!(笑)」
「えーじゃあ坂本くんのルート?」
「もっとやだよ!!(笑)」
・そんなわけで楽屋ではしばらくきゃっきゃとはしゃぐ健に苦悶する岡田と言う図が見られましたとさ。(笑)
2014/02/25(Tue)
§ COMMENT.
日記掲載作。
ラブセンをメンバーがやる図は想像するだけでとても楽しいですはい。