§ とある秋の日の日常。


・とある秋の日の楽屋風景。

「○○料亭で秋の味覚懐石。△△軒でラーメン三杯(醤油・塩・とんこつ)にチャーハンと餃子。焼き肉はタン塩が美味いあの店と、カルビが美味いあっちの店と、あとホルモン系のあそこの店を三軒はしご…あーあと鍋も行ったんだっけ。ちゃんこ鍋とキムチ鍋の店があそことあそこ…っと」

・一人ぶつぶつと言いながら手帳に何かを書いていく長野。

「よし、これで全部かな」
「長野く〜ん何書いてんの?」
「井ノ原」

・手帳を覗き込んだ井ノ原の問いに長野はにっこり笑顔で。

「まぁ食べ歩き日記みたいなものかな。昨日食べたものをメモしてるんだよ」
「へーそんじゃこれ昨日1日で食べた分なわけ?相変わらずよく食うよなぁ〜あんた」

・見てるだけで胸焼けしそう、と苦笑する井ノ原に対し長野は。

「あぁ、違う違う」
「へ?」

・ぱたぱたと手を振って、長野は至極当然だとばかりの笑顔で。

「これは昨日の夕食分だけだよ。朝と昼はまた別」
「うえっ?!(汗)」
「ほら、朝と昼はこっちの手帳」

・そう言って長野が差し出したもう一つの手帳にも文字がびっしりと書いてある。

「うっ!!じゃ、じゃあマジでさっきの量が一食分…?(汗)」
「もちろん♪(満面の笑み)」

・その会話を聞いていたチームカミセンは楽屋の隅でひそひそと。

「夕飯だけでなんでそんなに食えんだよ…」
「人間ブラックホールだ…」
「食べたもんは一体どこ行ったんや…」

・そんなカミセンをよそに、長野はやはり満面の笑みで。

「秋は美味しいものが多いからつい食べ過ぎちゃうんだよねぇ〜♪」
「そ・・・そっかぁ・・・」

・ラーメンや焼き肉は季節関係ないじゃんとは口が裂けても言えない井ノ原であった。

「天高く、長野肥ゆる秋か・・・」
「坂本くん?(笑顔)」
「・・・なんでもないです」



2013/10/29(Tue)









§ COMMENT.

ボツにしていたものをサルベージしてみた。(笑)
実際はここまでの無茶はしない・・・よ、ね・・・?(震え声)