§ めでたくも策略渦巻く日常。



・12月21日のトニセン楽屋風景。

「おめでと〜!!」

・パァンと、坂本と長野が楽屋に入るなり鳴り響くクラッカー。

「うわっ!?」
「なっ、なんだっ?!」
「坂本くん、長野くんおめでとう♪」

・クラッカーを鳴らした犯人、井ノ原が二人を迎えてにはりと笑う。

「井ノ原?びっくりした…」
「急に何しやがんだお前は!」
「なになに二人して忘れちゃったわけ?」
『だから何が』

・二人が声を揃えての言葉に井ノ原はにたりと笑って。

「今日は二人の四年目の結婚記念日だろぉ〜!(笑)」
『…はい?』

・きょとんとした二人に井ノ原、じれったそうに。

「だ〜か〜らぁ〜結婚記念日!」
『誰の』
「二人のv」
「…はぁ?何言ってんだ?お前は」
「ちょっと。訳分かんないよ井ノ原。大丈夫?」

・頭がおかしくなったんじゃないかと言わんばかりの二人にもめげずに井ノ原。

「分かってねぇなぁ二人して。だから今日は二人の結婚記念日なんだって」
「いや、だからなんでそうなるんだよ」
「なんで俺たちの結婚記念日なわけ?」
「よぉ〜っく思い出してみ。四年前の今日って何の日だった?」
「はぁ?四年前の今日?」

・井ノ原の言葉に二人、しばし考えて。

「…あ。四年前ってもしかして…」
「なんだよ、何かあったか?」

・それに気づいた長野、苦笑しつつ。

「ほら、四年前の今日って言えばディナーショーの初日だよ。結婚披露宴、やったよね…」
「あっ!!」
「は〜い長野くんご名答♪」

・してやったりのにんまり笑顔の井ノ原。

「分かったっしょ?だから今日は二人の結婚記念日なわけよ♪」
「またお前は突拍子もないことを…」
「しょうもないなぁ。要するにただ記念日にかこつけて騒ぎたいだけなんじゃないの?お前は」
「うっ!!(汗)」
『図星かよ(呆)』

・二人のツッコミに引きつった笑いを浮かべながらも井ノ原はめげない。

「まっ、そーゆーわけで今日はお祝いに飲みに行きましょっv」
「要するに飲みに行きたいんだな?」
「だったら最初からそう言えばいいのに。下手に小細工しないでさ(笑)」
「…いーじゃねぇかよぉ〜我ながら結婚記念日とは考えたなと思ったのによぉ〜」
『自画自賛かよ!(笑)』

・ふと坂本、何かを思いついた顔で。

「ん?じゃあアレだ。結婚記念日って事は井ノ原の奢りでいいわけだな?(ニヤリ)」
「ぅえっ?!(汗)」
「あ!なーるほど♪記念日のお祝いだもんね?(笑)」
「ちょ、ちょっと…(汗)」
「もうけたな♪長野、店どこにする?」
「あ、俺行きたい店あるんだ♪ちょっと高いからどうしようかと思ってたんだけ
ど、井ノ原の奢りだしね♪(笑)」
「おっ、いいな♪(笑)」
「うぇ〜っ?!ちょっとちょっとぉ!!勘弁してくれよあんたら!!(汗)」
「ウフフv素敵な結婚記念日ねvあなたv(笑)」
「だな、博子v(笑)」
「……(涙)」

・腹黒万年新婚夫婦…と井ノ原は静かに涙したとか。(笑)


2005/12/21(Wed)









§ COMMENT.

もしディナーショーの日が間違ってたらどうしようと思いつつ、アップしてしまいました。(※そしてやっぱり間違えてたのでこっそり直しました・笑)
まー見事にくだらないトニ話でございました。(笑)
彼らならこれくらいの会話をしそうだと思って書いてみました。
多分最終的にお支払いは坂本氏になるかと思われます。(うちの典型パターン・笑)
つくづく損な役回りです。(笑)