§ 遥か北の大地で繰り広げられる日常。



・北海道某ホテル、坂本の部屋前にて。

「坂本くん、起きてる?」
「あぁ、入れよ」
「お邪魔します」

・部屋に顔を覗かせたのは長野で。

「やっぱり起きてた」
「なんだよ悪いかよ」
「別に?」
「ジジイだから起きちゃうんだ〜とか健みたいなこと言うなよ?」

・健の真似をして言う坂本に長野は笑って。

「ははは。まだ根に持ってたんだ、それ。(笑)別にそんな事言わないよ。それよりさ、朝ご飯一緒に行かない?」
「なんだ、お前が朝早い理由はそれか」
「うん。近くで朝市やってるんだって。だから朝早いリーダーなら誘うのにぴったりかな〜と思いまして」

・言わないっていったくせに…と言うツッコミを飲み込んで坂本。

「お前なぁ…まぁいいけどよ。せっかくの北海道だからな。美味いもんを食って帰らないわけには行かないよな」
「さすがはリーダー、話が早いね♪」
「そうと決まったら善は急げだ。早速行くか」
「うん♪」
「っとその前にマネージャーに声かけてかねぇと…」
「もう二人で朝ご飯行ってくるって伝言済みです」
「…さすが、食うことには抜け目ねぇな」
「まぁね♪ほら、さっさと行かないと朝市終わっちゃうよ!」

・ぐいぐいと坂本の背中を押す長野。

「あ、おい押すなって」
「何食べよっかなぁー♪やっぱりイクラかなぁ♪ウニも捨てがたいよねー♪坂本くんは何がいいと思う?」
「…食い物絡むと朝からテンション高いのな、お前」
「えぇ?そんな事ないと思うけど?」
「自覚無い所がまたなんとも…まぁいいか。メシだな、メシ」
「そうそう♪」

・ふと坂本、何かに気づいて。

「そう言えばお前、昨日夜中一人でどっか行ってなかったか?」
「え?あぁうん。出かけたよ」
「一人でどこ行ってたんだ?」

・わざわざあの寒い中、と首を傾げる坂本に長野。

「ちょっとばかりご当地ラーメンを食べにv」
「へー…ってお前、夜あんだけジンギスカン食っときながらさらにラーメン行ったのかよ!?(汗)」
「え?うん。だってさぁ…」

・にっこりと笑った長野、さも当然とばかりに。

「ラーメンは別腹でしょ♪」
「…言うと思った」

・お前はそう言う奴だよ…と遠い目になる坂本をよそに長野は楽しげに。

「ほらほら、雑談は後にしてさっさと行くよ!朝市が俺たちを待ってるんだから!」
「…へいへい」

・呆れ顔のリーダーを引き連れて、昨日も散々食べ歩いたはずの長野は今日も今日とてルンルン気分で朝市へと出かけたのであった。(笑)


2005/11/28(Mon)









§ COMMENT.

土曜のクルグルより。
やっぱり北海道でも食に関してはアクティブな博さん。(むしろ北海道だから余計にか)
そんな二人の朝のやりとりを書いてみました。
だってクルグル読んで何よりも先に思ったのはコン初日の健ちゃんの『やっぱり起きちゃうから…』だったから…(笑)
きっと朝早いからリーダーを誘ったんだろうなぁ。(笑)
あ、ちなみに二日目の夜にラーメン食べに行ったってのはメイキングストーリーでございます。(笑)
もしかしたら本当の話の可能性もありそうですが。(三日間で二回ラーメン行ったらしいし)
果たして真相はいかに。(笑)
しかしうちの坂本さんは常に長野さんに振り回されてますなぁ。(笑)