§ 全く縁のない日常。
・2月14日、バレンタイン当日朝、V6楽屋。
「よ・・・っと。おはよう」
「おはよーって長野くん、何抱えてんの?」
「ん?」
・部屋に入ってきた長野が両手に抱えているものに気づいた健がひょいと覗いてくる。
「これ、みんなにって女性のスタッフさんからの義理チョコだよ」
「あ、なーんだそっか」
「はい、健の分」
「ありがと♪」
「これは剛のね」
「ん」
「はい、こっちは岡田」
「あ。ありがとぉ」
・カミセンに配り終えた長野に降って来るのは、間延びした声。
「ちょっとちょっとぉ長野くん。俺のはぁ〜?」
「はいはい、ちゃんとあるよ。はい、井ノ原の」
「さんきゅう〜♪あはっv」
「で、これ坂本くんの分ね」
「・・・どーも」
「ちょっと。露骨に嫌そうな顔しない(笑)」
「俺が甘いもの嫌いなの知ってんだろーが。お前は甘いの好きだろ?やるよ」
「ってそれじゃ折角くれたスタッフさんに悪いでしょうが」
「そりゃそうだけどよぉ・・・」
・そんな会話を遮って、ぴこぴこと健が長野の服の端を引っ張る。
「ねね、長野くん」
「ん?何?」
「なんかさーこれ、長野くんに貰ったみたいじゃん?(笑)」
「え?」
「今の手渡し見ててなんかそう思った。長野くんからのバレンタインチョコみたいv(笑)」
「ははは(笑)あ、じゃあこれは俺からの愛のプレゼントだと思ってもらって・・・」
・長野、くるりと坂本の方を向き、有無を言わせぬ笑顔で。
「ぜーーーーったいに一人で全部食べてねv」
「・・・鬼(涙)」
『ご愁傷様でーす(笑)』
・多分、嫌がらせです。(笑)
2005/02/15(Tue)
§ COMMENT.
久しぶりの小話です。
とってもくだらないです。(笑)
とりあえずバレンタインネタで何かやっときたかった模様。
一日遅れですが、許してやって下さい。(笑)
ちなみにタイトルの『全く縁のない日常』っつーのは、野郎だけじゃバレンタインは縁遠いなという意味で。(笑)