§ そこに立つ安心感を覚える日常。
それはとある日のV6楽屋内でのこと。
「坂本くん?何カミセン凝視してるの?」
楽屋のソファの背もたれの上にあごを乗せてじゃれあっているカミセンをじっと見つめるリーダー。(33)
それを苦笑して見ていた長野が声をかけるとにゅにゅっと眉間によるシワ。
「いや、なんかこーカミセンの成長を見てると自分の老いも同時に感じると言うか・・・」
「ってやだなぁ坂本くん。まだまだ30代前半じゃない(笑)」
「でももう33だぞ?お前はそういうの感じたりしないのか?」
うにうにっとさらに寄った眉間のシワに笑いつつ、長野は首を傾げる。
「はは。うーん・・・俺は坂本くんほど感じたりはしないかなぁ」
「・・・一歳年下の余裕かよ」
「あはは。(笑)まぁそれもあるかもしれないけどね。でも・・・」
「でも?」
長野、ふわっと柔らかい笑みを浮かべて。
「なによりも、坂本くんが一つ上に居てくれる安心感ってのが強いかな」
「安心感・・・?」
「つまり坂本君が『そこ』に居てくれるから俺も『ここ』に居られるのであって。俺にとって坂本君の存在は大きいから」
「・・・・・・」
人差し指で『そこ』と『ここ』を指してまたふわりと笑う。
それからちょっと首を傾げた後。
「うーん、つまりいつも頼りにしてますリーダーってことかな」
「・・・へぇ」
なにやら曖昧に相槌を返す坂本。
と、そこへ。
「なになに?二人してなんの話してるわけ?」
「井ノ原」
細目のお兄さん井ノ原御登場。
そして坂本の顔を見るなり、にまっと顔に広がる笑み。
「あっ!何よ何よ坂本くん。頬染めちゃっていやらしぃ〜(笑)」
「んがっ!?なんだとこの細目っ!!(赤)」
「あはは(笑)」
「やだー!ちょっとアタイの長野くんに手出さないでよねぇ〜ん!!(笑)」
くねくねと身をよじらせてオカマ言葉な井ノ原に対し、マジに対抗する坂本。
長野はそんな様子を爆笑しながら傍観している。
「うっせぇこのやろ!!」
「あはあは(笑)すっげームキになるとこ怪しいしぃ〜(笑)」
「もう、井ノ原。そこらへんでやめときなさいって(笑)」
「へ〜い♪」
「・・・このやろう。長野の言うことはあっさり聞きやがって」
「うふんv愛の差よパパv」
「気色悪いっつーの!!(寒)」
「あはは(笑)」
「あはあは(笑)」
顔の赤らみの理由は単純明快。
長年同じ道を歩いてきた唯一無二の相棒に、そんな風に言われたのが単純に嬉しくて。
坂本さんの頬の赤らみはまだまだ取れそうもありません。
「で、実の所どうしたわけよ?」
「うん?あぁ、そうだなぁ。まぁお父さんこれからも頑張ってねって話かな」
「おい長野!!(涙)」
「冗談だよ冗談(笑)」
・・・訂正。
意外にも早く取れたようです。(笑)
2004/11/04(Thu)
§ COMMENT.
いつもとは違う形での小話でございました。
小説にするほどでもない話なので小話と小説の中間を行くような微妙なものに。
とりあえずコンビ投票を意識してツートップをメインに持ってきました。
小説がなかなか書きあがらないもので、せめてもの穴埋めにね。
うちの博さんは坂本さんを持ち上げるのも凹ませるのも大得意です。(笑)
そんでもってイノヒコさんはそんな坂本さんをからかうのが大好きです。(笑)
そして相変わらずカミセンはいじれてないし。(爆)
出たのは名前だけかよ!(笑)
そんなこんなでノリはいつもと変わらない本日の小話でした。(まとめ)