§ 秋と夏の狭間の日常。
・トニセン楽屋内。
「はよっ」
「あ、おはよう坂本くん」
「あ〜なんでまだこうも暑いんだぁ?」
・楽屋入りした坂本、クーラーの噴出し口まで急ぐ。
「あ〜涼しい・・・」
「はは。ほんと、もう9月も終わりだって言うのにね」
「いまだ半袖っておかしいだろ、絶対」
「さすがに夜にもなれば涼しくもなるけど・・・」
「でも日によっては夜も暑いんだよなぁ・・・」
「まあね。っていうかそのままクーラーの風当たってたら風邪ひくって。ほら、タオル」
「あ?あぁ、さんきゅ」
・長野が差し出したタオルで汗を拭きつつ、ソファに座っている彼の隣に腰掛ける。
「一体いつまで続くんだこの真夏日は」
「天気予報ではもうそんなに上がらないとは言ってたけど、どうだかね」
「天気予報ってのは100%じゃないからな」
「10月に入ってもこれだったらどうする?」
「・・・是が非でも遠慮願いたいな」
「ははは(笑)」
・そんなツートップの会話の中、井ノ原が楽屋入り。
「おっはー♪あ、なんだよ俺一番最後〜?」
「お、この上さらに暑苦しい男が来たか(笑)」
「ははは(笑)」
「え?何?二人して何俺見つめてるわけ?」
・何よ何よぉ〜と嬉しそうに二人に近付いてくる井ノ原。
「何?俺の話?」
「まー半分お前の話(笑)」
「ある意味ね(笑)」
「えー何よ何よぉ〜♪」
「9月も終わりだってのに暑いなって話をしてたんだよ」
「あー確かにまだまだ夏って感じだよねぇ。本当なら秋だっつーのに」
「夜は涼しくなるけど、でもまだ完全にってわけじゃないよねって」
「うんうん。で、それがどうして俺の話なわけ?」
・首を傾げる井ノ原に二人、笑いを堪えるようにして顔を見合わせた後。
『お前は暑苦しいなって(笑)』
「ってちょっとぉ!!何よソレっ!!(汗)」
「お前って顔は薄いのにどうしてこう暑苦しい感じがするんだろうな?(笑)」
「ちょっとちょっと!さらっと酷いこと言うなよおっ!!(怒)」
「なんでなんだろうね。やっぱり存在が暑苦しいと言うか・・・(笑)」
「ってなんなんだよお〜っ!!(叫)」
・さて、井ノ原さんいじけモードに突入です。(笑)
「へっ。どーせ俺は顔は薄いし、しつこいし、うざいし、存在自体暑苦しいですよ〜」
「って誰もそこまで言ってねぇだろ(笑)」
「もう。冗談だってば、井ノ原(笑)」
「へっ。暑苦しい人間はほっといてくれて結構ですよ〜(拗)」
「あーあ。拗ねちゃって」
「ほんと、ガキだなこいつは(笑)」
・ツートップ、顔を見合わせて苦笑の後、猫なで声で。
『よっちゃ〜ん。機嫌なおしてよ〜(笑)』
「・・・だって俺暑苦しいんだろ?」
「だからそれはほんの冗談だって」
「俺たちが悪かったってば。ね?機嫌直して、ね?」
「どうせ俺はさぁ〜(拗)」
「お前は暑苦しくなんてねぇって。うちのムードメーカーなんだから」
「そうそう。お前がいるからうちのグループ内が明るいんだよ?」
「・・・それ本心から言ってるわけ?」
『もちろん』
・そんなツートップのご機嫌取りの甲斐あって。
「じゃ、許してやりましょう(笑)」
・あはっと機嫌を直して笑う井ノ原に二人はやっぱり苦笑する。
「お前って拗ね方が本当ガキだな(笑)」
「二人の前だとつい、ね〜(照れ笑い)」
「カミセンには見せられないよ、こんな所(笑)」
「見られたらあいつら絶対大笑いするじゃん。別々の楽屋の特権でしょv」
「お前なぁ(笑)」
「ははは(笑)」
・しかし世間は壁に耳あり障子に目あり、ですよ。(笑)
「・・・なんや、珍しいもん見たなぁ(笑)」
「井ノ原くんの拗ね方本当子供みたいだし(笑)」
「坂本くんと長野くんがあんな風に井ノ原君の機嫌取りする所なんて滅多に見れねぇし(笑)」
・いいもん見たとこっそり笑い合うのは、トニセンの楽屋をこっそりと覗くカミセン。
「うひゃひゃ。突入してみるか?」
「それも面白そうだけど・・・」
「見られてへんって安心してんねんからここはいったん大人しく楽屋帰ろうや」
・三人はにまり、と顔を見合わせて。
『後でスタジオでからかおう♪』
・などと素敵に小悪魔な打ち合わせをするのでありました。(笑)
2004/09/24(Fri)
§ COMMENT.
うちの井ノ原さんはこんなんでごめんなさい。(笑)>本人にむしろ謝罪。
なんかカミセンはカミセンでしょっちゅうトニセンの楽屋覗いてる気が・・・
こんな人々でごめんなさい。(笑)
久しぶりの小話はえらい長くなってしまいましたな。
どこかで似たような話を書いた気もしないでもないが、まぁ気にしない方向で。(おい)
久しぶりのVさん話は楽しいなぁ〜♪