§ 打ちのめされる日常。
「准は可愛いなぁ〜vv准、ヨシ兄ちゃんのこと好きか?」
「おん」
「あはあはぁ〜vv」
・こっくりと頷いた准一にデレデレの笑顔を浮かべる快彦。
「…おい、長野。お前の弟気持ち悪いぞ」
「やだなぁ坂本くん。快彦が気持ち悪いのは今に始まったことじゃないでしょ」
「…お前、本当に容赦ないな」
「え?」
「いや、まあいいけどさ」
・昌行は自分に害がないのでそれ以上突っ込むのをやめる。
「じゃあさじゃあさ准〜」
「おん?」
「俺と兄貴…ヒロ兄ちゃんな。どっちが好き?」
・期待に満ちた細い瞳で快彦は准一を見つめる…が。
「ひろにいちゃv」
「うぐっ?!」
・あっさりとそう返されて衝撃を受ける。
「これっぽっちも迷わなかったなー」
「うわー嬉しい〜(笑)」
「何故だ…!!何故明らかに准と接する時間の少ない兄貴の方が好かれる…!!」
「ほら、快彦顔薄いから」
「って関係ないでしょそれはっ!!(涙)」
「あはは!!(爆笑)」
「ま、諦めろ快彦。相手が悪い」
「くっそぉ〜!!分かった!!ならば准!!」
「おん?」
・必死の形相で快彦、それを問いかける。
「ヒロ兄ちゃんとまぁくんならどっちが好きだ?!」
「ひろにいちゃとまぁくん?」
・しばし悩むように二人を見比べる准一、そして。
「ひろにいちゃvv」
「なにぃーーー!!」
「ぎゃはははは!!(爆笑)」
「准〜俺も大好きだよ〜vv(笑)」
「ひろにいちゃ〜vv」
「実の兄なのに親友に負けるのかよアンタ!!(爆笑)」
「何故だ准一〜?!(涙)」
「諦めろよ坂本くん。相手が悪いんだろ〜(笑)」
「納得いかねぇ〜!!(叫)」
・これでも彼らは仲良しです。(笑)
2004/09/06(Mon)
§ COMMENT.
『坂本さん家と長野さん家の事情。』設定でお送りしました。
どうでしょ?(笑)
親バカならぬ兄バカの図でございます。
そんな快彦さんは同じ質問をされたらきっと兄貴って答えるんですよ。
お兄ちゃん子だから。(笑)
そんなこんなな話でございました。