§ 大切な日常。
・コンサート終了後。
「歌詞も随分間違えてたし、ダンスもダメダメだったね」
「・・・うっせぇ」
「結構凹んでるでしょ(笑)」
「へっ、どうせ俺は歳だよ」
「とか言って、歳のせいにするの嫌なくせに」
「・・・・・・」
「凹むより先にやることあるんじゃないの?」
「・・・なんだよ」
「そんなことで時間費やすより、歌詞覚えたり振り付け確認するほうが有意義だと思わない?」
「・・・まぁ、そう、だけどよ」
「凹んでる暇なんかないでしょ」
「・・・あぁ」
「まだまだコンサートは続いてるんだしね」
「そう、だよなぁ・・・」
「明日も明後日も今月は忙しいんだから、いつもの調子でいてもらわないと困るよ、リーダー(笑)」
「・・・こう言う時ばっかりリーダーって言うなよ(笑)」
「責任感を刺激してあげようと思って(笑)」
「責任感に押しつぶされたらどうするんだ」
「はは(笑)坂本くんに限ってそれはないって信じてるよ」
「・・・どうだろうな」
「って言うか、俺がさせない」
「・・・あ?」
「なんのために俺がいると思ってんの」
「長野・・・」
「頼ってくれればいつでも俺は助けるよ」
「・・・頼もしいことで」
・そんなツートップを少々遠くで眺める目が八つ。
「・・・やっぱり長野くんには敵わないよなぁ」
「長野くんカッコいい〜!俺もあんな台詞言ってみたいかもっ」
「坂本くん、元気出たみたいじゃん」
「さすがは博やな。なんかええな、ああ言う関係って・・・」
・ちょっと・・・いや、大分羨ましげな顔の四人。
「・・・でも、俺たちも仲間なんだからっ!!」
「あ?なんだよ急に」
「健ちゃんの言うとおり、俺たちも仲間なんだから坂本くんを励ましてあげなきゃでしょ」
「そうや。俺らだって博ほどやないかもしれんけど、頼りになるんやでってアピールせなあかん!(笑)」
・まぁ、そんなわけで。
『坂本くん!!長野くん!!』
「あ?」
「へ?」
『俺たちも頼ってよっ!!』
「うおっ!?な、なんだあっ!?」
「ちょっとちょっと!?重いってば!!」
『俺たちだって頼りになるっ!!』
「声そろえながらじゃれつくなって!!」
「急にどうしたの四人とも?」
・結局いつもの風景です。(笑)
「ったく・・・確かに、凹んでる暇なんてねぇよなこれじゃ」
「はは。いいんじゃない?だからこそ頑張れる、でしょ?」
「・・・本当に、最高のグループだよ(笑)」
2004/08/13(Fri)
§ COMMENT.
男の友情というか、メンバーの絆というか、長年の付き合いの賜物というか。
とにかく思わず羨ましいな、と思ってしまうような二人の関係を書きたかったんです。
博さん男前度一気にアップ。(笑)
そして坂本兄さん一気にへたれ度アップ。(笑)
なんだか各所のコンレポを読んでると坂本サン結構厳しいことになってるようですね。
そういう時って凹んだりしないのかなぁ・・・と思って書いてみた次第です。
頑張ってるのは分かっているので、坂本兄さん無理しないでくれよ〜
倒れたりしたら元も子もないですからね。
頑張りすぎないで、適度に力抜いていきましょう!(笑)