§ ありえない日常。



・トニセン楽屋内。

「ねぇねぇ、もし俺たちがあと5年早くV6結成してたらどうなってたと思う?」
「また突拍子もねぇなお前は」
「急にどうしたわけ?」

・井ノ原、ずずいと二人に詰め寄りにぱっと笑う。

「いやぁなんとなく思いつきなんだけどさぁ。どう思うよ?」
「どう思うって・・・5年早くってことは・・・」
「俺たちのデビューが95年だから・・・90年ってことか?」
「って今から14年前?」
「そうそう」
「・・・俺たち10代だぞ(笑)」
「うわぁ(笑)」

・なんだか懐かしさを覚えてちょっと遠い目になるツートップ。

「10代でデビューかぁ・・・(笑)」
「してたらまた違ってただろうな・・・(笑)」
「でしょでしょ?(笑)」
「あ、でも待った」
『え?』

・訝しげな顔になった長野に二人も眉を寄せる。

「今から14年前って言ったら剛と健は11歳だし、何より岡田は10歳だよ」
「・・・10歳(笑)」
「ちなみに俺は14歳v」
「俺たち完全に子守決定じゃない!(笑)」
「そ・・・そう言えば!(笑)」
「グループって言うよりお兄さんと無邪気な子供たちって図だねぇ(笑)」

・のほほんと言った井ノ原にツートップ顔を見合わせる。

「考えてみれば岡田との年齢差10歳近いんだもんなぁ」
「そうなんだよね。この年齢になるとあんまり気にならないけど・・・」
「大人になったなぁとは感じるんだけどねぇ」
「でもその頃にデビューしてたらケンカとか気まずいムードとかはなかったかもね(笑)」
「下が小さすぎて相手になんねぇからな(笑)」
「あーそっかそっか。その点ではアリなわけだ」
「・・・つーか10歳でグループデビューっつーのはうちの事務所的にないだろ(笑)」
「俺たちの年齢ならアリだけど、さすがに全体の年齢考えるとデビューは無理だろうね」
「うーん、そう考えると俺たちのデビューはちゃんと考えられたもんなわけだ」
『そりゃそうだろ(笑)』

・二人の突っ込みにあはーと笑う井ノ原。

「大体お前なぁ。んなくだらないこと考えるより先にやることがあんだろうが」
「そうだよ、井ノ原。カミセンとのコンサートの打ち合わせまだ途中だったでしょ」
「あ、いけねっ!途中で抜けて出して来たんだった!!」
「さっき三人が探し回ってたぞ」
「やっばぁ〜」
「報復は覚悟しておかなきゃね」
「えぇ〜!?勘弁してよぉ〜!!(汗)」
「んなこと言ってる暇あったらさっさと言って来い」
「そうだった!じゃ、時間までには戻るから!!」
「はいはい、いってらっしゃい」
「カミセンにこってり絞られて来い(笑)」

・慌しく楽屋を後にした井ノ原を見送った後。

「・・・ねぇ、坂本くん。言っていい?」
「あ?なんだ?」

・長野、ため息をつきつつ小首を傾げて坂本に問う。

「・・・今でも十分に子守だと思うのは俺だけ?」
「・・・いや、激しく同意(笑)」

・お後がよろしいようで。(笑)


2004/08/10(Tue)









§ COMMENT.

幾つで出会ってようがツートップの立場的にはなんら変わりないよっつーお話でした。(笑)
あはは、まぁたトニ兄さんたちメインだし。(笑)
だめだなーカミっ子メインの話が書けない・・・
思いつくネタ思いつくネタ兄さんたちばかり・・・
俺的に動かしやすいのはトニ兄さんたちらしい。
カミセンのネタ・・・なんとか探してみます。(笑)