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:*:* INTRODUCTION *:*: 今回の俺たちの参加日は16日と31日千秋楽。 16日はフィルムフェスタの後にプロデューサーズ、31日はプロデューサーズ一本と言う行程だったのですが、31日の方がなんとも慌しかった・・・ いや、まぁ全ては俺が寝坊したせいではあるんですけれども。(爆) でも昼飯に入った店の手際の悪さが一番の原因だと思うよ。(笑) 開演まで45分くらい時間があったから入ったのに、見事に三分前くらいにようやく会計が出来る状態になったんですから! なので31日は大慌てで青山劇場に駆け込みました。(笑) だから席についてはーはー言ってましたよ。(明らかな運動不足) でもギリギリ間に合ったので本当に良かった・・・ てなわけでそろそろ本題の方に行きましょうか。(笑) :*:* REPORT *:*: ※割と辛口な意見寄りになっております。 そんな意見なんて聞きたくない!って方は読み飛ばし推奨。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ まず、完全ネタバレでストーリーを最後までおおまかに話します。 ファニーボーイと言うミュージカルを一日でクローズさせた、ブロードウェイの落ち目プロデューサーマックス。 悲観にくれている彼に、会計士としてやって来て帳簿をチェックしていたレオが一日でクローズした舞台で2000$の儲けが出ていると口にする。それはつまり、絶対当たらない駄作を作れば集めたお金は出資者に返す必要がなく、余った分はまるまる自分の懐に入れることが出来るということだ。 それに気づいたマックスは、レオを仲間に引き入れて絶対に当たらない駄作を作ることを計画する。所が気弱な会計士レオは、マックスの言葉には頷かずに事務所へと帰ってしまう。しかし自分の置かれた平凡な現実よりもブロードウェイのプロデューサーになると言う夢を叶えるためにレオはマックスの元へと戻ってくるのだった。 最高の駄作を作るにはまず、最悪の脚本・演出・出演者を集めなければならない。 二人は大量の脚本の中からヒトラーが歌い・踊る『ヒトラーの春』と言う最悪の脚本を見つけ出し、演出家、そして出演者までをも口説き落とし、とうとうショーはオープンする。 しかし、どういうことか。最悪のショーはブロードウェイで大絶賛を浴び、二人の思惑は大はずれして一転、出資者に配当金を払わなくてはいけなくなってしまった。もちろん二人にそんなお金を払う余裕などはなく、やってきた警察にマックスは連行され、たまたま見つからなかったレオは秘書のウーラと共にリオへと逃亡してしまう。 獄中のマックスに届いたレオからの葉書。それで唯一の友として信頼していたレオに裏切られたと知ったマックスは怒り、そして悲しみに暮れる。 しかし裁判の日、法廷に現れたレオは全ては自分が考えたこと、全ては自分が悪いのだと裁判長に訴え出た結果、二人の友情に感動した裁判長により、二人は共に牢獄へと送られるのであった。 牢獄での二人は相変わらずで、凶悪犯たちにミュージカルの楽しさを教え、それが州知事から評価された二人はなんと釈放に。 かくして二人はブロードウェイへと舞い戻り、次々とヒット作を生み出す『プロデューサーズ』へと成長を遂げるのであった。 ・・・と、まぁ一連のストーリーはそんな所でしょうか。 はい、そんでは思い切って一般的な目から見た感想から入っていこうと思います。 多分この舞台がミュージカルでなければ100点をあげてもいいくらい、演技の部分ではパーフェクトだったと俺個人的には思います。 でも悲しいかな、この舞台はミュージカルなわけなんですよねぇ。 そんなわけでやっぱり二人の初ミュージカルの壁は高かった。 どう聞いてもやっぱり声量・歌唱力不足なんですよね。 そんでもってまたこのミュージカル、楽曲が全体的に低いもんで長野氏には相当辛かったんじゃないかと。 しかしそれでも彼、ボイストレーニングをやった成果で高音は今までに比べたら全然綺麗に伸びるようになってたし、ビブラートもしっかりとしてきたと思います。 井ノ原氏も難しい早口の歌も頑張っていたし・・・ そんな風に二人が多大なる努力をしたことが分かるだけに、マイナスの評価を言うのはちょっと気が引けるのですが、でも率直な感想としてね。(苦笑) 多分彼らの場合、歌うのに精一杯で歌=セリフになっていないんじゃないかと素人ながらに思いました。 しかも16日は席が悪かったのか、スピーカーの関係なのか、ミュージカル部分になると全然歌詞が聞き取れなかったです。 千秋楽には改善していたのでこれはスピーカーの関係だったのかな? それにしても見終わった後本当にもったいないなぁと思ってしまった。 坂本氏の舞台の後だったから余計自分の中でハードルが高くなっていたのかも。 プロデューサーズ→オズの順番だったらまた感想が変わっていたかもしれません。 坂本氏の歌唱力には鳥肌が立ちましたからなぁ。 やっぱりずっとミュージカルをやって来ている人ですから、聞いていてすごく気持ちいいんですよね。 そんなこんなでマイナス評価をつらつらと書き連ねましたが、プラスの評価ももちろんあるんですよ、これが。 本当に、これがストリートプレイだったらどんなに良かったことか! 演技の部分においては俺個人の意見としてはパーフェクト、文句なしだったと思います。 だからこそミュージカル部分をもったいないと感じてしまったんです。 コミカルな演技・動きなんかは本当に面白くて大爆笑。 ストーリーはオリジナルに忠実なわけでもちろん文句なしですしね。 またキャラがあの二人にぴったりはまってるんだと思います。 色々と悪巧みをしつつもどこか憎めないマックス。 気弱でヒステリック、でもマックスのために法廷に乗り込むレオ。 ラストシーンはなんだかちょっと感動。 二人にはこれからもっと歌の練習をしてもらって、そして是非もう一度レベルアップした彼らで挑んで頂きたいミュージカルだと思います。 俺の思うところ、多分トニセンって三人足して三で割るととてもバランスがいい舞台人になるんじゃなかろうか。(笑) 坂本氏にはちょいと演技力が足りない気がするんです。 なので三人にはこれから十分なレッスンを積んでもらって、そしていつか三人でのミュージカルを是非やって頂きたいです。 つーか前々から言っておりますが、是非坂本&井ノ原組で『雨に唄えば』をやって頂きたい。 それが今一番観てみたいミュージカルだったりして。 二人が踊れるうちにいつか実現して欲しいなぁ。(笑) そういえばメイン二人の話しかしておりませんが、脇を固める出演陣はそれはもう素晴らしかったですよ。 松金さんなんかは、言っては失礼ですが、あの年齢であれだけ多数の役とダンスをこなすのは相当大変だっただろうに、それはそれは素晴らしい演技でした。(笑) ウーラ役の彩輝さんはとにかく可愛かった! ウーラの訛りがなんだかすごく可愛いんだこれが。 岡さんらゲイ役の皆様は本当に文句なし、言うことないです。(笑) クワマンは意外にもこれが初ミュージカルだったそうで。 安定した歌唱力とハト(笑)素敵でした。 そんなこんなでこの舞台、総合的に見れば本当に楽しくてハッピーな気分になれる素敵な作品だったと思います。 俺的にちょっと甘く見て75点くらいかな。(笑) マイナス25点はもちろん歌の部分で。 でも再演してくれるのであればもう一度観たい舞台です。 歌にマイナス部分はありつつも、とにかく面白かったんだこれが。 以上、プロデューサーズレポを終わらせて頂こうと思います。 見事にレポートになってません。(爆) 感想文なのかも怪しいし。 ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございます。 そして最後に一言、言わせて頂きたい。 歌唱力がイマイチだろうがなんだろうが、 とにかくレオが可愛かった!!(叫) ・・・以上、お粗末さまでございました。(笑) 2005.08.16.Tuesday&2005.08.31.Wednesday 『THE PRODUCERS』Report. Close.