第一場 ボードヴィルの舞台
ラッキー&チャームズの華やかなダンスシーン。
ダンスナンバーは『Dearly Beloved』
結婚式を控えたラッキーの、曲名の通り『最愛の人』へのラブソング。
まずはオープニング。
煌めくミラーボールと豪華な生演奏のOP曲がしばらく流れた後、幕が上がるとシルクハットで顔を隠したラッキーと三人娘、チャームズがウェディングケーキのようなセットの上に乗って登場。
ダンスと歌、それにラッキーはタップも見せてくれます。
その後は一度幕が閉まり、幕前にラッキーだけが残り、このミュージカルで唯一の客席いじりに。(笑)
まずラッキーが客席に向かってこんにちは〜と呼びかけるのですが、14日の日はあまりにもお客さんの反応が悪くて、ラッキーは微妙な顔をしてもう一度客席に呼びかけました。
千秋楽の夜の部の方は三階席こんにちは〜!二階席こんにちは〜!と階ごとの呼びかけ。
なんだかノリノリだったのは千秋楽の夜の部だったか・・・ちょっと記憶が定かではありません。(笑)
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第二場 舞台裏
今日が結婚式当日であること、そして今日が最後の舞台だということをチャームズに告げるラッキー。
チャームズは怒り出すけれど、ラッキーは幸せ一杯で浮かれ気分。
彼が時計を見れば結婚式の1時間半前。
しかしその時計はチャームズの企みにより、1時間半遅らされていて・・・
幕が開くと、そこはボードヴィルの舞台裏のセットに変わっています。
三人娘の責め苦にもなんのそののラッキーは、ミスホットドック(これは大食い大会かなんかなのだろうか・・・笑)の婚約者、マーガレットと結婚できる喜びに満ち溢れています。
ちなみに、マーガレット役の秋山嬢はなんと、ミュージカルアカデミーの秋山くんの妹さんだそうで!
それを知ってよくよくパンフレットの顔を見てみればなるほど、そっくりでした。(笑)
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第三場 教会
軽やかなステップで教会へと足を運ぶラッキー。
しかし教会に着いてみれば、マーガレットは悲しみにくれ、その父親は酷く激怒している様子。
原因はもちろんラッキーの1時間20分もの大遅刻で、ラッキーはそこで初めて自分の時計が遅れていたことを知る。
結婚を取りやめだというマーガレットの父親に対し食い下がるラッキー。
そして『一ヶ月以内にダンス以外のビジネスで25,000ドル稼げれば結婚を承諾する』と言う条件をとりつけて、彼のラッキーの源であるラッキーコインだけを手に、ニューヨークへと旅立つのであった。
ここでのダンスナンバーは『Put Me to the Test』
彼女への愛を試されてるわけですな。
ラッキーコインは25セントコイン。
そういえばここでマーガレットがラッキーをジョンと呼ぶので、ラッキーの本名はジョン・ガーネットなんでしょうかね。
ついているから皆はラッキーと呼ぶ、みたいな台詞もあったような。
はて。(また曖昧な)
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第四場 グランド・セントラル・ステーション
場面はニューヨーク、グランド・セントラル・ステーション。
『ラッキーコイン』を持ってポーカーで46ドルを稼ぎ出したラッキーは、色んな音に溢れる駅構内で踊りたい気持ちを抑えてはみるものの、結局踊り出してしまう。
しかしダンスの最後にラッキーは指先ではじいたラッキーコインを人ごみの中に見失ってしまった。
そしてそれを偶然にも拾った一人の浮浪者、モーガンサルはそのコインでコーヒーを買い、同じくコーヒーを買いにきた女性にそのコインがお釣りとして渡ってしまう。
コインの行方をモーガンサルに尋ねたラッキーは、ただでは教えないと言う彼に有り金の46ドルを全て渡してようやく、ラッキーコインがコーヒーを買った女性、ダンス講師のペニーに渡ったことを知る。
ここのシーンは何気に好き。
大人数でのタップダンスや歌もすごく良かった。
このシーンのダンスナンバー『I Won't Dance』は今でも頭の中を回ります。
ダンスはもうやめた♪二度と踊らない♪踊れと言わないで〜♪
そんな歌です。(笑)
ちなみにダンスの途中でラッキーが台の上から紙コップを蹴ってゴミ箱を持ったダンサーがそれをゴミ箱でキャッチすると言うシーンがあるんですが、千秋楽の夜の部でなんと大失敗。
それを見た瞬間友と思わずあっ!と言ってしまいました。(笑)
実は千秋楽の夜の部はかなりの失敗続きだったんです。
それはまたおいおいに出てきますですよ。
と、このシーンがラッキーとペニーの初めての出会いのシーンでもありますね。
あ、そうそう。
14日はここでのダンスシーン、やけに坂本氏の顔に余裕が無かったのをよく覚えています・・・(笑)
千秋楽はちゃんと笑顔だったのでほっとしましたが。(笑)
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第五場 スイングタイム・ダンススタジオ
ペニー・キャロルはスイングタイム・ダンススタジオのダンス講師。
しかしどうやら失敗続きで首にされる寸前の様子。
名誉挽回に入会を希望している夫婦にダンスを見せることとなり、準備をしているとそこにモーガンサルからペニーの居場所を聞いたラッキーが登場し、ラッキーコインを返してもらおうとする。
が、有り金全てをモーガンサルに払ってしまったラッキーは、かわりに彼女に渡す25セントコインを持ち合わせていなかった。
そんなやり取りの中、ダンススタジオのオーナーであるMr.パングボーンに入会希望者だと勘違いされたラッキーは、入会希望の夫婦から『生徒に教えている所を見て見たい』と言われたペニーとペアダンスをすることになる。
最初はちぐはぐなダンスもすぐに息の合った物になり、素晴らしいペアダンスを披露するラッキーとペニー。
しかしモーガンサルの登場で彼女らが初めて会った訳ではないと誤解したMr.パングボーンはペニーに首を言い渡す。
ところが入会希望の夫婦が実はニューヨーク中のダンススタジオを回って、アマチュアダンスコンテストに出場する人間を探していたボウズ少佐とその秘書だったことが分かり、ペニーとラッキーはそのお眼鏡に叶い、アマチュアダンスコンテストに出場することとなる。
優勝賞金はなんと50,000ドル。
二人で分ければその金額は25,000ドルとなる。
しかしペニーが気になり始めているラッキーはモーガンサルにとある協力を依頼して、ラッキーコインを彼に預けるのだった。
なんかあらすじがかなり長くなって来てますけど、気にしない方向で。(笑)
最初の二人のちぐはぐな踊りがこれまた好きです。(笑)
へっぴり腰のラッキー@さかもっさん。
(踊りながら)着いてきて、とペニーに言われて素直に後ろを歩いて着いていくラッキーが可愛いです。(笑)
もちろんちゃんとした『ペアダンス』になった後のダンスも素敵でしたよ♪
つーか全編通して、二人のダンスはどの日も文句なく素晴らしかったと思います。
主役カップルは歌もダンスも本当に上手くて『理想のカップル』と言う形が出来上がっていたのではないかと思います。
ちなみにここでのダンスナンバーは『Pick Yourself Up』
ペニーとラッキーがこの曲で踊った後にペニーの保護者のような友達、メイベルと彼女に思いを寄せるモーガンサルがまたちょっとだけ歌って踊ります。
こちらの二人もまた歌もダンスもかなり上手なんです。
さすが!
あ、ちなみに千秋楽での失敗そのニがここに。
ラッキーが投げたラッキーコインをモーガンサルが帽子で受けるシーンがあるんですが、なんとこれまた千秋楽の夜の部で失敗。
あぁ〜とまたもや友と声を上げてしまいました。(笑)
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第六場 エル・リオ・ラティーノ
ボンズ少佐が是非リカルド・ロメーロに会いたいと言うことでペニーとラッキーはエル・リオ・ラティーノへと足を運ぶ。
バックダンサーを従えてラテン系な男、リカルド・ロメーロは歌とダンスでペニーに愛を囁くが、ペニーはどうやら乗り気ではない様子。
ペニーと一度も踊ったことのないロメーロは、彼女と踊ることになったラッキーに対しライバル心を抱く。
ロメーロが去った後、ペニーは自分の気持ちを歌い上げた後でライバルの偵察をラッキーに提案する。
ここでこてこてのラテン系ダンサーロメーロ登場。(笑)
彼は本当にいいキャラでねー
ペニーが二人にお披露目するために本番の衣装に着替えている間、服の中に隠した何枚ものハンカチでフェイントをかけつつラッキーを叩く一連のやり取りが可愛いです。
まるで子供のけんかのようだ。(笑)
またバックダンサーのボーイズがおもろいんだこれが。
ここでのダンスナンバーはボーイズ&ロメーロの『Who?』とペニーのソロ『I'm Old Fashioned』
私は古いタイプの女、と歌い上げるペニーの声はとっても綺麗なのです。
そして「私が今何を考えているか分かる?」と聞かれたラッキー。
きっと貴方の事と言われるのを期待したのだろうけれど、実際はどうにかして偵察できないだろうかと言うペニーの台詞に拍子抜けした声を出すラッキーはちょっと面白いデス。(笑)
ティーポットのカバーのようだとペニーが言った彼女のドレスは、真っ白でふわふわしててとても綺麗でした。
ターンした時に裾がふわっと綺麗に広がり上がるんだこれが。
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第七場 ブリルビルのリハーサルルーム
ライバルチームであるスパットとベルマの見事なダンス。
それをこっそり覗いていたラッキーとペニーは運悪く見つかってしまう。
そこでプロフィールを聞かれたラッキーは、当然本当のことは言えずに嘘を話してペニーに不信感を持たせてしまうのだった。
ここでラッキーとペニーのライバルになるスパットとベルマが登場。
スパットは関ジャニのすばるくんなわけですが・・・正直14日に見た彼のダンスはあまりにも・・・な感じでした。
パートナーの彼女がすごくダンスが思い切りが良く上手なので、よけいに彼のついていけてない感じがありありと出てしまっていて。
でも!
千秋楽の昼の部にはびっくりするほどよくなっていて、休憩に入った時思わず友と頑張ったな!と褒め称えていました。(笑)
本当全然違かったよ!
やっぱ前日が休演だったから違うのかな。
それとも会場に内くん&錦戸くんが来てたからなのか。(笑)
↑俺らの席の割と近くに座ってたんで来てるのが分かった。
ただ歌は・・・もうちょっと練習が必要なようです。(笑)
なんだろ・・・低音を出すのが苦手なのかな。
高音域の時の歌はそんなに悪くはないんだけど・・・
ミュージカルと言うもんに慣れてないからかな?
まぁ彼はこれからということで。(笑)
そうそう、ここでスパットとベルマのダンスを串団子状態で覗いてるラッキー&ペニーはとても可愛いです。(笑)
あと、今までにやってきた仕事を聞かれたラッキーが『六人組の聖歌隊のリーダー』と言った瞬間にどの回も会場は大爆笑で御座いました。
一瞬聖歌隊の格好をしたみんなを思い浮かべてしまったよ・・・
似合わねぇ〜!!(笑)
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第八場 オートマット
モーガンサルはラッキーに貰った46ドルで新品のスーツと舞台のチケットを用意していた。
もちろんメイベルをデートに誘うために。
最初は乗り気ではなかったメイベルも、だんだんとモーガンサルに魅かれて行く。
そしてラッキーコインを預かっているモーガンサルは、メイベルの手を取り彼女に似合う真珠のネックレスを手に入れるために一勝負に繰り出すのだった。
ここでのダンスナンバーは『You Couldn't Be Cuter』
モーガンサルとメイベルの愛がだんだんと育まれていく様が見れます。(笑)
最初はモーガンサルが猛烈にメイベルに愛を注いでるのが分かるんだけど、この後には逆にメイベルの方がモーガンサルにメロメロになってるんですよね。
『私の大金持ちの浮浪者さんv』はメイベルの名台詞かと。(笑)
メイベル役の大浦さんはラッキーをやりたかったと言うだけあって、ダンスがとてもお上手です。
そしてモーガンサル役の三田村さんの歌声、俺かなり好きです。
邦ちゃ〜んvv(黄色い声・笑)
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第九場 五番街〜ヴァン・ダ・ダンダー・センター屋上
嘘をつく人間は嫌いだというペニーに対し、それでも本当の事を言うわけには行かないラッキーは話をはぐらかし続ける。
そして気付けばそこはダンスコンテストの会場となる屋上、シルバー・ライニングを建設中のヴァン・ダ・ダンダー・センター前。
まだ建設中なのだが、作業員の取り計らいで二人はその屋上へと足を運ぶ事になった。
エレベーターで長いこと昇り、ついた屋上から見える夜景はとにかく美しい。
二人はその高さに驚きつつも、ロマンティックな夜景にその距離は縮まり、急速に接近していくのだった。
とにかくここのシーンはロマンティック。
誰もがペニーになりたいと思ったはず。(笑)
エレベーターが昇って屋上に付いた瞬間の、夜景のセットになるところがすごく綺麗なんです。
ここでラッキーがしっとりと歌い上げるのが『The Way You Look Tonight』
この曲大好きだ〜vv
ラッキーの甘〜い愛を囁く歌声にうっとりです。
またダンスもすごく素敵。
もうこれは文章じゃ言い表せないっス。(笑)
そうそう、このシーンは途中でモーガンサル&メイベルのカップルも登場します。
ラッキーに頼まれて損しそうな株を買ったはずのモーガンサル。
けれどその株がどういうわけか儲かってしまい、25,000ドルを稼いでしまいます。
しかもメイベルの首には豪華な真珠のネックレスが。
なんと、オイスターバーで食べた蛎から出てきたそうな。
あんたどれだけラッキーやねん!!と突っ込まずにはいられないです。(笑)
と、言うか二人でどれだけ蛎食ったんですか。
ラッキーコイン恐るべし。(笑)
と、最後にラッキーとペニーが並んで座って幕が下りるんですが、幕が真ん中くらいまで閉まった時に前を向いたままでそっとラッキーがペニーの手を握るんです。
ええのぉーロマンティックやのぉ〜(笑)
とっても幸せな気分のままに第一幕はこれにて終了でゴザイマス。
上演時間:70分
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